新井 千秋
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婚約予定の彼女に「婚約指輪はいらない」と言われたが、この言葉は本音なのか?また、「いらない」と言われた場合、どのように対応すれば良いか?彼女の言葉には自分への金銭面の気遣いがあることは分かるが、彼女の本音が分からずに悩んでいる男性も多いでしょう。
この記事では、「いらない」と言われたことがある先輩方の体験談や婚約記念品の費用の抑え方をご紹介します。
目次
プロポーズに婚約指輪は必要?
プロポーズに婚約指輪は必要なのでしょうか?結論、プロポーズ時に婚約指輪を贈らなければいけないという決まりはありません。
そもそも、婚約指輪を渡す理由や婚約記念品を渡す割合はどれくらいいるのか先輩カップルに対する調査をもとに紹介していきます。
婚約指輪を渡す意味は?
婚約指輪は「約束」や「契約」、そして「永遠の愛」を象徴するものであり、婚約の証を形に残すために贈られます。
婚約指輪は法的な契約ではありませんが、指輪を贈ることで周囲に婚約を示すことができます。また、受け取った指輪を身に着けることで、カップルはお互いの絆を深め、将来への期待感を共有することができます。
さらに、貴金属やダイヤモンドはその品質を長く保ちやすく、家族の思い出として子どもや孫に引き継ぐことができます。例えば、自分が受け取った婚約指輪を子どもにプレゼントしたり、ダイヤモンドをリフォームして新たなアクセサリーに仕立てたりすることで、家族の愛や絆を未来へと繋ぐことができます。
婚約記念品を渡す割合は7割
「ゼクシィ結婚トレンド調査2023(全国推計値)」(※1)によると、婚約記念品をもらった割合は72.5%で、もらった人の中で記念品が婚約指輪だった割合は86.6%でした。
(※1)参照元:ゼクシィ 結婚トレンド調査2023調べ
婚約指輪は、プロポーズ時に男性から女性へ贈られる定番のアイテムとなっているため、約9割と多くの方が婚約指輪を贈っていることがわかります。しかし、中には「婚約指輪はいらないと言われた」といった理由で、婚約指輪を贈らない方もいるため、プロポーズ時に婚約指輪が必ずしも必要であるとは限りません。
「婚約指輪はいらない」と言う彼女の本音は?
彼女の「婚約指輪はなくてもいい」の言葉の裏にはあなたへの気遣いがあるかもしれません。「自分だけが着ける指輪にお金をかけるのは彼に悪い気がする」「彼になるべく負担をかけたくない」という複雑な気持ちを抱えている場合も・・・。
彼女が「婚約指輪はいらない」と言っても、本音を確かめるために少し工夫してみるのが良いでしょう。聞き方を変えたり、時間をおいてから再度尋ねたりすることがおすすめです。例えば、「婚約指輪はいる?」と聞くのではなく、「もし婚約指輪を贈ったら、つけてくれる?」といった聞き方にすることで、彼女も本音を言いやすくなるかもしれません。
では「婚約指輪はいらない」の本音について紹介していきます。
本音1.指輪以外のものにお金を使いたい
「婚約指輪はいらない」の本音の1つに「指輪以外のものにお金を使いたい」という他に欲しいものがある場合等が考えられます。
実際に「ゼクシィ結婚トレンド調査2023(全国推計値)」の調査によると、婚約記念品の品物として、指輪の他に「ネックレス」や「時計」が選ばれる傾向にあります。
もしかしたら、実用性が高い腕時計や財布、バッグなどを望んでいる可能性があります。また、新生活に備えて家具や家電製品が欲しいと思っている方もいるかもしれません。欲しいものは人それぞれ異なるため、「婚約指輪以外で欲しいものは何かある?」と具体的に尋ねることが有効です。
本音2.指輪をつける習慣がないから本当にいらない
「婚約指輪はいらない」の本音の1つに「指輪をつける習慣がないから婚約指輪はいらない」という場合があります。婚約指輪を贈るかどうかは、彼女の興味やライフスタイルに応じて柔軟に対応することが重要です。
例えば、彼女が「アクセサリーには全く興味がない」と断った場合、別の方法でのお祝いが選ばれることがあります。あるカップルでは、婚約指輪の予算を二人で楽しめる新婚旅行や新生活の費用に回すことを決めました。さらに、指輪の代わりにネックレスを贈ることで、アクセサリーを好むが指輪は苦手という彼女のために、婚約の証を首元に着けてもらう方法もあります。
本音3.憧れはあるが経済面に気を遣っている
「婚約指輪はいらない」の本音の1つに「金銭的な事情や遠慮から婚約指輪はいらない」という場合があります。
実際に「ゼクシィ結婚トレンド調査2023(全国推計値)」の調査によると、婚約指輪にかかった金額は30~40万が最も多いことが分かっています。
そのため、彼氏に対して気を遣っている場合は、後悔が残る可能性があることを理解し、相手の本心を知るための配慮が重要です。
例えば、プロポーズの際に「婚約指輪はどうする?」と聞かれたとき、パートナーが「いらない」と答えた場合でも、言葉の裏には「本当は欲しいけれど遠慮している」という本心が隠れていることがあります。
こうした場合、「遠慮しなくても大丈夫だよ」「他に欲しいものはない?」と優しく声をかけることで、本当の気持ちを引き出すことができます。また、今は購入できなくても、後から余裕ができたときに改めて指輪や他のプレゼントを贈るのも良い方法です。
婚約指輪の費用を抑える2つの方法
婚約指輪の費用を抑える方法として「婚約指輪以外のプレゼントを用意する」「譲り受けたアクセサリーを婚約指輪へとリフォームする」の2点です。
方法1.婚約指輪以外のプレゼントを用意する
婚約指輪以外の婚約記念品として多いプレゼントは「花束」「アクセサリー」「腕時計」の3つです。
【花束】
プロポーズの際に花束を贈るのは、素晴らしいサプライズプレゼントとなります。指輪にあまり関心がない方でも、豪華な花束には感動することでしょう。
花束は形として残らないため、その儚さが記憶に深く刻まれやすいです。多くの女性はロマンチックなプロポーズを好むため、華やかな花束は心に残る演出となります。
花束の色や本数にはそれぞれ意味があります。例えば、赤いバラは「あなたを愛しています」、ピンクのバラは「愛の誓い」を表し、9本は「いつまでも一緒にいてください」、108本は「結婚してください」というメッセージが込められています。バラだけでなく、アネモネやチューリップなどもプロポーズに適した花なので、花言葉を意識して選ぶと良いでしょう。
生花の代わりに、枯れる心配がないプリザーブドフラワーやベルベット生地で作られたフラワーアレンジメントもおすすめです。これらは記念品として長く楽しめるため、特別な贈り物として最適です。
【アクセサリー】
指輪を着けることに抵抗がある方には、ピアスやネックレスなど、婚約指輪に代わるアクセサリーを贈るのもおすすめです。特にダイヤモンドが使用されたアクセサリーは、婚約の証としてふさわしいでしょう。
アクセサリーは指輪と異なり、サイズを測る必要がなく、サプライズでプレゼントしやすいという利点があります。また、日常的に身に着けることができるため、毎日のファッションに取り入れやすいのも魅力的です。
アクセサリーを選ぶ際には、普段使いからフォーマルなシーンまで幅広く使えるデザインがおすすめです。
【腕時計】
腕時計は婚約指輪の代わりに選ばれることが多く、プロポーズにぴったりのアイテムです。「一緒に時を刻む」というロマンチックな意味が込められており、長い時間を共にするパートナーにふさわしいプレゼントとなります。
時計には「共に時を刻む」という象徴的な意味があり、これからの人生を一緒に歩んでいくという気持ちを表すのに最適です。また、実用性が高いため、アクセサリーを身に着けられない職場でも使ってもらえる可能性が高いです。
腕時計を選ぶ際には、相手の好きなブランドやデザインを考慮することが大切です。好みの時計であれば、毎日身に着けてもらえるかもしれません。例えば、シンプルなデザインの時計はどんなファッションにも合いやすく、日常的に使ってもらえます。
ダイヤモンドが散りばめられた腕時計は豪華ですが、職場や日常生活において着用しにくい場合があります。そのため、相手のライフスタイルや職場のルールに合ったデザインを選ぶことが重要です。
方法2.譲り受けたアクセサリーを婚約指輪へとリフォームする
通常ジュエリーリフォームの価格は、材料費+加工費−余った空枠・使わないジュエリーの下取り価格で構成されています。譲り受けたアクセサリーを使用することで材料費を削減、使わないジュエリーを下取りに出すことでお支払総額を抑える事ができます。
譲り受けたものや、ご自宅に眠っているジュエリーがあれば、ぜひご相談ください。
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婚約指輪へのリフォーム実例
アグリアが今までに行った、婚約指輪へのリフォーム実例をご紹介します。
【実例1】想いの詰まったダイヤリングを、デザイン性溢れる婚約指輪へ
ご依頼内容:
ネット検索でリフォームの相談に来られた男性で、婚約指輪のデザインを希望していました。お客様は複数の宝石をお持ちで、それらを使って指輪を作りたいと考えていました。
リフォームについて:
お持ちいただいたダイヤモンドとペリドットの組み合わせを鑑定した結果、ダイヤモンドのグレードに対してペリドットのグレードが合わないことが判明。プロとしてその旨を正直にお伝えし、ダイヤモンドが引き立つデザインを提案しました。最終的に、彼女の好みや二人の思い出を反映させた流線形のデザインに決定。指輪が完成し、お客様は大変満足されました。私たちもお二人の幸せを心から願っています。
【実例2】ご主人様のダイヤネックレスをリフォーム
ご依頼内容:
ご主人様が何十年も前に購入したダイヤモンド喜平ネックレスです。長い間、そのままにしておいてタンスの仕舞い込んだままだったそうです。
リフォームについて:
当店には沢山のリフォーム枠があります。実際に身に着けていただくことで、雰囲気がわかります。一番人気のモノを選んでいただきました。
価格:
リフォーム金額:¥371,800(税込)
買取金額:¥209,300
お客様のお支払総額:¥162,500
【実例3】母からフィアンセに受け継がれる、V字ダイヤリングを現代風にリフォーム
ご依頼内容:
ネットでの検索を通じて当店にたどり着いた男性で、最近ご婚約された年下の彼女への指輪リフォームを希望されました。以前から他のサイトも見ており、女性目線での提案が期待できる当店にご来店されました。
リフォームについて:
お客様が持参されたのは、30数年前のV字デザインのダイヤモンドリングで、現代の若い女性には合わないデザインでした。彼女の好みやエピソードを伺い、ティファニーやミキモトなどのデザイン雑誌を参考にしながら、イメージをまとめました。最終的にラフ画を描き、職人に依頼してダイヤモンドを精密に配置しました。お渡し方法も特別な演出を提案し、箱に直接リボンをかける形で準備しました。
婚約指輪へのリフォーム費用の決まり方
婚約指輪へのリフォームを考えているが、「実際に費用がどのくらいかかるのかわからない…」という不安を抱いている人が多いのではないでしょうか。そもそも、リフォームの価格はどのようにして決まっているのでしょうか?
宝飾品は、一般のお客様にとっては価格のわかりづらい商材です。大切なパートナーに贈る婚約指輪へのリフォームであれば、費用の相場や価格を把握しておきたいと思うのは当然でしょう。
通常、ジュエリーリフォームの価格は、「材料費+加工費−余った空枠・使わないジュエリーの下取り価格」で構成されています。
材料費
材料費とは、ジュエリーに使用する宝石、パーツ、地金などの費用のことです。地金とは、金(ゴールド)やプラチナのことを指します。
材料費は、使用する宝石の種類や数、地金の量などによって決定します。なお、地金の価格は日々変動している地金相場(※1)によって決定します。
(※1)参照元:KITCO
婚約指輪は一般的にダイヤモンドを使用することが多いため、ダイヤモンドの相場(※2)を日々チェックすることで、予算に合った材料費に調整しやすくなるでしょう。
(※2)参照元:Diamond Bourse
加工費
加工費とは、リフォームを担当する職人の作業に対する費用のことです。
加工費は、シンプルなデザインなど難易度の低いリフォームでは低くなりますが、オーダーメイドや細かい細工が必要な場合は高くなります。作業にかかる時間が長くなるほど、加工費も高くなると考えるとわかりやすいでしょう。
余った空枠・使わないジュエリーの下取り価格
余った空枠や使わないジュエリーなどは、宝石店が下取りしてくれるのが一般的です。そして、これらの下取り価格がリフォーム費用から差し引かれます。
例えば、材料費が6万円、加工費が5万円、下取り価格が1万円だった場合には、「6万円 + 5万円 − 1万円 = 10万円」でリフォーム価格は10万円となります。
費用の詳細は『形見の指輪のリフォーム値段は¥110,000〜お店選びのコツも解説』も併せてご覧ください。
ジュエリーリフォームの流れとデザインの決め方
ジュエリーリフォームの流れをご紹介します。実際の工程を知ることで、理想的な婚約指輪への理解度がより高まるでしょう。
アグリアでは、以下の4つのステップに沿ってリフォームを行っています。
- 無料相談
- デザインの提案
- 見積もり・ご注文
- 製作・受け渡し
どのような内容なのか、順番にご紹介します。
ステップ1:無料相談
最初に、お客様に店舗にお越しいただき無料相談を行います。直接ジュエリーを拝見させていただき、ご予算・ご要望などをお伺いします。
「ジュエリーリフォームってどんなもの?」、「どんなデザインがオススメなの?」など、お客様からはさまざまなご相談をいただきます。
このような質問に対して、長年宝石業界で培ってきた経験を生かして正直にお答えさせていただきます。
ステップ2:デザインのご提案
次に作品例などを見ながら好みのデザインや素材(プラチナ、ゴールド)など、お持ちの宝石に似合ったデザイン案を決めていきます。また、既製枠のセミオーダーとオリジナルのフルオーダーのどちらが良いのかも決めていきます。
セミオーダー
カタログをご覧いただき、ご希望のデザインを選んでいただきます。
ご希望のデザインにより規制枠セミオーダーの方が割安な場合もあれば、オリジナルデザインでもそれほど変わらない価格でリフォームができる場合もあります。
フルオーダー
お客様がイメージする理想のジュエリーに辿りつくまで、デザイン案を提出させていただきます。最終的に使用する素材やデザインが決まれば、正式なお見積もりとなります。
ステップ3:お見積り・ご注文
最終的に使用する素材やデザインが決まり次第、総額のお見積もりを出させていただきます。オリジナルジュエリーは性質上、発注後のキャンセルはお受けできないのでご注意ください。
ステップ4:製作・受け渡し
ジュエリーは、専門の職人により一つひとつ手作りで製作しています。
デザイナーと職人が連携しながら、デザインイメージとズレがないか、枠作り・研磨・石留め等の状況を段階ごとに確認しながら製作していきます。
製作途中のイメージは、写真でお客様に共有しながら進めていきます。もし変更したい点がある場合には、ご連絡をいただければ対応いたします。アーム幅・ボリューム・フィッティング等の細かなご要望にもお応えできます。
製作期間は、簡単なリフォームの場合は2週間ほど、製作に時間がかかるジュエリーリフォームの場合は2ヶ月ほどお時間をいただいています。プロポーズ時に手元に置いておきたい場合は、スケジュールに余裕を持ってご相談ください。
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※クリスマスシーズンなどの繁忙期や、特別な加工を要する場合などは、上記よりお時間をいただくことがあります。また、もし完成したジュエリーがイメージと違う場合は、可能な範囲で無料にて修正させていただいております。
※アフターサービスについても当店に不備がある場合お直しさせていただいております。
デザインの決め方についての詳細は『ジュエリーリフォームのデザインと費用について解説!』をご覧ください。
本音を確認して後悔しない思い出に残るプロポーズに!
「婚約指輪はいらない」と言う彼女の本音や、婚約指輪の費用を抑える方法、ジュエリーリフォームの流れとデザインの決め方について解説してきました。
「婚約指輪はいらない」と言われたからといって、その言葉をそのまま受け入れてはいけません。本当は憧れを抱いているけれど遠慮している場合、あなたがその気持ちに気づかずにいると、パートナーを悲しませてしまう可能性があります。
婚約指輪の費用を少しでも抑えられる方法の1つとしてジュエリーリフォームがあります。
ジュエリーリフォームを提供しているアグリアには、宝石業界最高峰と言われる宝石鑑定士が在籍しており、一般的に鑑定が難しい宝石なども、正確に査定することができるため、安心して買取に出すことができます。
男性のお客様から、「祖母から受け継いだ指輪やネックレスなどのジュエリーを、婚約指輪にリフォームして彼女に贈りたい」といったご相談を多くいただいております。当店には男性の宝石鑑定士も在籍しており、男性ならではの視点から、彼女さんが喜ぶ素敵な婚約指輪の提供も可能です。
「まずは相談だけでも」という方も、どうぞお気軽にアグリアまでお問い合わせください。
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カテゴリー:お客様の声 , ジュエリーリフォーム